※天然木を使用しているため、木目や色味には個体差があります。
※モニター環境により実物と色味が異なる場合がございます。
将棋(脚付)7寸|綾営林署榧・1枚板柾目
¥3,000,000 (税込)
材について
綾営林署の国有林で育った榧の一枚板です。 この地域の榧は、九州山地の急峻な岩場に根を張り、寒暖差の大きな環境でゆっくりと年輪を重ねます。育ちが遅い分だけ木目は詰まり、榧特有の赤みと香りが強く出ます。他の産地の榧とは、素材の性格そのものが異なります。 熊須碁盤店では、この綾営林署材を最上の将棋盤素材と位置づけています。本品はその中でも「当店で一番いい材料」と判断した一枚です。
構造について
一枚の原木から切り出した一枚板です。 継ぎ合わせは行っていません。木の個性がそのまま盤の表情になります。一枚板は原木の中でも特に状態のよい部分からしか取れません。7寸という厚みで一枚板を成立させるには、相応の樹齢と幹の太さが必要です。
柾目について
柾目取りで製作しています。丸太の中心に向かって切り出すことで、縦に均一な木目が通ります。 この盤の木目は細かく、整然と揃っています。細かい木目は、育ちの遅さの証です。長い年月をかけてゆっくりと成長した木だけが、この密度を持ちます。
色味と経年変化
全体に赤みが強く出ています。綾営林署の榧に多い特徴で、樹脂分が豊富な証でもあります。 使い込むほどに全体が深いあめ色へと変化していきます。今の赤みは、その変化の出発点です。年数が経つにつれ、色は落ち着き、木の表情はさらに豊かになっていきます。
脚について
盆の表面にクチナシの実をかたどった脚を、職人が一本一本手彫りで仕上げています。 将棋は対局する二人の世界です。「勝負に他人は口を出してはいけない」という意味が、この形に込められています。クチナシ——口無し。盤に向かうときの静けさを、脚の形そのものが伝えています。 この手彫りを続けている盤師は、全国でもほとんどいません。
ご検討の目安
節がなく、赤みが深く、木目が細かい。将棋盤の素材として求められる条件が、この一枚に揃っています。 7寸という厚みは、打ち駒の音と響きに直接関わります。盤が厚いほど、駒を打ったときの音は低く、深くなります。それを求めて選ぶ方がいます。 大切な対局の場として、あるいは長く手元に置く一枚として。どのような目的であれ、時間をかけてご検討いただければと思います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | 将棋盤(脚付) |
| 材 | 榧 |
| 産地 | 綾営林署榧 |
| 構造 | 一枚板 |
| 木取り | 柾目 |
| 厚み | 7寸(約21.2cm) |
| 色味 | 赤系 |
| 木目 | 細かい |
| 節 | なし |
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