─ How to Choose and Enjoy Wooden Cutting Boards ─

榧(かや)のまな板ガイド

─ Choosing a Wooden Cutting Board ─

木のまな板を選ぶということ

プラスチックやゴムのまな板が当たり前になった今、
木のまな板を選ぶというのは、“暮らしの手ざわりを取り戻す”ことでもあります。

包丁の音がやわらかく響き、食材の香りを損なわない。
手入れをしながら何年も使える。
その使い心地の良さと安心感が、木のまな板の最大の魅力です。

熊須碁盤店では、碁盤づくりで培った木の知識と仕上げの技を活かし、
榧(かや)の木から一枚一枚、丁寧にまな板を仕立てています。
木を読むことから始まり、削り、磨き、香りを閉じ込める──
そのすべての工程に、職人の時間と想いが込められています。

榧のまな板とは

榧(かや)のまな板とは、日本の森でゆっくり育った榧の木から仕立てられる、天然木のまな板です。きめ細かな木目とほどよい弾力を持ち、包丁の刃をやさしく受け止めます。使うほどに飴色へと変わり、香りとともに暮らしに馴染んでいく道具です。

朝の台所で、木の道具に手を添えるひととき

─ Why Choose “Kaya”? ─

なぜ「榧(かや)」なのか

榧は、囲碁や将棋の盤材として知られる高級木材です。
ゆっくりと時間をかけて育つため木目が緻密で、
独特の弾力と香りを持っています。

特長内容
弾力性包丁の刃をやさしく受け止める
耐水性水を弾きやすく、乾きが早い
抗菌性自然の樹脂成分が雑菌の繁殖を抑える
香り清らかな森の香りが長く続く

木を扱う職人たちの間では、
「榧は千年を越えて香る」とも言われるほど。
台所でその香りがふわりと立つ瞬間、
森とつながっているような静けさを感じることができます。

榧の木で作られたまな板


─ Care and Maintenance ─

お手入れ

榧のまな板は、手をかけるほどに美しく育ちます。
使う前に軽く水で濡らし、使用後は中性洗剤でやさしく洗って、
水気を拭き取り、風通しのよい場所に立てかけて乾かします。

使い込むうちに、木肌が少しずつ飴色に変わり、
表面に自然な艶が生まれていきます。
それは、木があなたの暮らしに馴染んでいく証です。

→ 榧の手入れガイドへ

静かな空間に置かれた木の道具と、暮らしの中の穏やかな気配

─ Refinish, and Use Again ─

削り直して、また使う

熊須碁盤店では、長く使われたまな板を
削り直しして再生するサービスを行っています。
包丁跡や黒ずみを数ミリ削るだけで、
木の香りが再び立ち上がり、
まるで新しいまな板のように生まれ変わります。

削り直しは、使う人と職人が再び“木を共有する瞬間”。
削るほどに木の香りが強くなり、
その一枚が過ごしてきた時間を感じることができます。

「直して使う」という文化を、これからも大切にしていきたい。
それが、熊須碁盤店の願いです。

まな板作り。継ぎ合わせた板の面を綺麗に整える


─ Perfect as a Gift ─

贈り物にも

榧のまな板は、結婚祝いや新築祝いなどに選ばれる人気の品です。
「長く使えるものを贈りたい」という想いに応える、
木の香りと温もりのあるギフトです。

包丁を入れるたびに木の香りが立ち、
使うたびに贈り主の気持ちを思い出す──
そんな“時間を贈る”贈り物として、多くの方に喜ばれています。

榧の木で作られたまな板

─ Frequently Asked Questions (Q&A) ─

よくある質問(Q&A)

どのくらいの頻度で削り直しをすればいいですか?

A. 使用頻度にもよりますが、一般的には2〜3年に一度を目安におすすめしています。包丁のあたりが重く感じたり、表面の艶が鈍くなってきたら、削り直しのタイミングです。
→ 削り直しについて詳しく見る


カビが出てしまいました。どうすればいいですか?

A. 軽いカビや黒ずみであれば、削り直しによって元の状態に戻せます。強い薬品や漂白剤は使用しないようご注意ください。


普段の手入れ方法を教えてください。

A. 使う前に軽く水をかけ、使用後は水気をしっかり拭き取り、風通しのよい場所で乾燥させてください。中性洗剤でやさしく洗って乾燥させてください。より詳しいケア手順は、専用ページにまとめています。
→ 木の手入れガイドへ



─ In Summary ─

まとめ

榧のまな板は、料理の音・香り・時間を豊かにしてくれる台所の相棒です。
木とともに暮らすことは、手をかけながら“道具を育てる”こと。
そしてその道具が、あなたの暮らしを静かに育ててくれるはずです。

木の香りとともに、今日も新しい料理の時間が始まります。

榧のまな板