将棋(脚付)7.35寸|綾営林署榧・1枚板板目(木裏)

¥440,000 (税込)

材について

宮崎県綾町の国有林で育った榧の一枚板を使用しています。綾営林署が管理する森の榧は、岩がちな地形でゆっくりと年輪を重ねた木が多く、木目が詰まり、色に深みが出やすい特徴があります。 この盤は、その中でも赤みの強い材です。赤系の榧は比較的数が少なく、黄系や白系とは異なる、力強さと深みを持った表情になります。綾の森が長い時間をかけて作り上げた木の個性が、そのまま盤の顔になっています。

構造について

一枚板です。一本の原木から切り出した板をそのまま盤に仕立てています。木の個性がそのまま盤の表情になります。 一枚の木として持つ密度と重心のまとまりが、置いたときの安定感と駒を打ったときの反響に直接つながっています。接ぎ盤では得られない、一枚の木としての一体感があります。

木裏について

この盤は板目の木裏取りで製作しています。木裏とは、丸太の外皮側にあたる面を上にして取る方法です。 板目の木裏は、年輪が大きく弧を描いた独特の木目模様が現れます。柾目とは異なる表情で、山型や流れるような曲線の木目が盤面に広がります。木裏取りは乾燥の過程で盤が反りにくくなる利点があり、職人が素材の性質を見極めたうえで選ぶ仕立て方です。 力強い木目と木裏の組み合わせは、この盤に柾目では出せない野性的な表情を与えています。

厚みと打ち味

厚さは7.35寸(約22.3cm)です。脚付き盤としても最上位に近い厚みで、盤そのものが空間の中心に据わるような存在感があります。 この厚みになると、駒を打った音が盤の内部で響き、深くまとまった打ち音になります。板の重量が音を支えており、軽さや鋭さとは異なる、落ち着いた余韻があります。将棋盤の打ち味を語るとき、厚みはそのまま音の深さに変わります。

経年変化

節はほとんどありません。天面は素直で、板目木裏の木目の表情だけが盤を語ります。 赤みのある色は使い込むほどに変化し、深みのある赤褐色へと落ち着いていきます。綾の榧は油分を含んでいることが多く、使い続けるほどに表面が磨かれ、自然な艶が増していきます。何十年という時間をかけて育てるものとして、この盤は作られています。

脚について

脚はクチナシの実をかたどった手彫りです。現在もこの手彫りを続けている盤師は、全国でほとんどいません。「勝負に他人は口を出してはいけない」という意味が込められた形で、将棋盤の脚の伝統的なかたちです。

ご検討の目安

綾営林署の榧一枚板、板目木裏、赤系、力強い木目。柾目とは異なる野性的な表情を持った盤です。440,000円という価格帯は、素材・厚み・仕立ての三つが高い水準で揃ったときに成立します。 この盤が候補に入るのは、柾目の整然とした美しさではなく、板目木裏が持つ大らかな木目の表情に惹かれる方、綾の素材にこだわりのある方、あるいは長く手元に置く一枚として選ぶ方です。 写真と説明を見て、自分の将棋盤の表情として合うかどうかを、時間をかけて確かめてください。

項目 内容
種類 将棋盤(脚付)
産地 綾営林署榧
構造 一枚板
木取り 板目(木裏)
厚み 7.35寸(約22.3cm)
色味 赤系
木目 力強い
少ない

在庫切れ

※天然木を使用しているため、木目や色味には個体差があります。
※モニター環境により実物と色味が異なる場合がございます。

SPECIAL

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