
─ The Gift of Living with Wood ─
贈り物・ギフト提案
─ The Gift of Living with Wood ─
木を贈るということ
木の香り、手ざわり、あたたかさ。
それらは、言葉よりも先に心に届くものかもしれません。
榧(かや)の道具を贈るということは、台所や暮らしの中に、静かな森の時間をそっと添えること。
まな板や箸、鍋敷きなど、
どれも日々の中で確かに役立ちながら、
使うほどに表情を変え、ゆっくりと育っていきます。
包みを開けたときにふわりと広がる香りは、
人工的なものではなく、木そのものが持つ自然の気配。それは、暮らしの中に小さな森を招き入れるような感覚です。
もちろん、節目のたびに新しい道具が必要というわけではありません。今あるものを大切に使い続けることも、同じくらい美しい選択です。
それでももし、「長く使えるものを贈りたい」と思う瞬間が訪れたなら、木の道具がそのひとつの候補になることもあります。

─ Time Grows with the Tools ─
時間とともに育つ道具
木の道具は、完成した瞬間が終わりではありません。
使われることで、少しずつ表情を変えていきます。
色が深まり、手ざわりがやわらかくなり、
台所の光や水に触れながら、その家の時間に馴染んでいく。
それは、道具が“育つ”というより、
使う人の暮らしと重なっていく過程かもしれません。
贈り物として選ばれた道具も、
その日から静かに、新しい時間を歩み始めます。
熊須碁盤店では、削り直しや手入れのご相談をお受けしています。
使い込まれたまな板を整え直し、再び日々の道具として迎え入れることもできます。
もちろん、すべてを直しながら使い続ける必要があるわけではありません。
新しく迎えることも、手放すことも、それぞれの暮らしに合った選択があります。
それでも、もし長く使い続けたいと思える道具に出会えたなら、その時間は、贈った人と受け取った人の間に、静かな記憶として残っていきます。
木の道具を贈るということは、“もの”を渡すことだけではなく、その後に流れていく時間に、そっと寄り添うこと。

─ Forms of Gifting ─
贈り方のかたち
贈り物には、決まった形があるわけではありません。
相手との関係や、暮らしの様子を思い浮かべながら、静かに選ばれていくものだと考えています。
たとえば、
- 新しい生活が始まるときに、まな板を一枚
- 日々の食卓を支える箸や鍋敷きをさりげなく
- 長く使ってもらえるよう、名入れを添えて
そうした選び方もあります。
けれど、
特別な場面でなければならないということもありません。
大きな節目ではなく、ふとした思い立ちがきっかけになることもあります。

─ A Quiet Beginning ─
贈るという選択のそばに
贈り物は、特別な日をより静かに深くする力を持っています。
誰かの暮らしを思い浮かべる時間。
その人の台所や食卓の風景を想像する時間。
そのひとときが、すでに贈り物のはじまりかもしれません。
木の道具は、派手ではありません。
けれど、毎日の中で確かに触れられ、使うたびに思い出されるものです。
包みを開けた日の香り。
はじめて包丁を置いたときの音。
ふとした瞬間に、「ああ、これをもらったんだ」と思い出す時間。
そうした積み重なりが、少しずつ、その人の暮らしの一部になっていきます。
もし今、「長く残るものを贈りたい」と感じているなら、木の道具は、その想いに静かに寄り添います。
木の道具については、
日々の道具の一覧よりご覧いただけます。
実際の道具は暮らしの中の道具一覧からご覧いただけます。

