※天然木を使用しているため、木目や色味には個体差があります。
※モニター環境により実物と色味が異なる場合がございます。
碁盤(脚付)7.95寸|綾営林署榧・1枚板柾目
¥5,000,000 (税込)
材について
綾営林署の国有林で育った榧の一枚板を使用しています。宮崎県綾町の山は、九州の背骨にあたる急峻な地形に位置し、夏冬の寒暖差が大きく、岩の多い土壌でゆっくりと時間をかけて育ちます。そのため年輪は細かく詰まり、樹脂分が豊富な赤みを帯びた材が育まれます。この産地の榧が碁盤素材として突出している理由は、こうした土地の条件そのものにあります。
柾目について
柾目取りで製作しています。柾目とは、丸太の中心に向かって切り出した断面で、縦に真っ直ぐ通った木目が現れます。この盤では、その線が盤面いっぱいに細かく均一に走っており、碁盤の格式を静かに体現しています。整然とした木目は視覚的な落ち着きをもたらすとともに、寸法の狂いが出にくいという点でも、長く使い続けるための構造的な誠実さがあります。
厚みと打ち味
厚さは7.95寸(約24.1cm)です。脚付き碁盤として、これは相当の厚みです。盤面に石を置いたとき、音は盤の内部をゆっくりと抜けていきます。榧は適度な弾力を持ち、石の沈み込む感触と響きのバランスが独特です。厚みが増すほど、その余韻は深くなります。
脚について
脚はクチナシの実をかたどった形で、熊須の職人が一つひとつ手で彫っています。クチナシには「口無し」という意味があり、「勝負に他人は口を出してはいけない」という考えがこの形に込められています。現在もこの手彫りを続けている盤師は、全国でほとんどいません。盤を支える四隅に、見えにくいけれど確かな意味があります。
経年変化
榧は使い込むほどに全体が飴色へと変化していきます。脂分を多く含むこの産地の材は、経年による変化が特に豊かです。使い始めの赤みが、何十年という時間をかけて深く落ち着いた色へと変わっていく過程そのものが、この盤の持ち主だけが知ることのできる景色になります。
ご検討の目安
綾営林署の一枚板柾目、7.95寸。節なし、細かい木目、赤みのある色。これらが一枚の盤に揃うことは、そう頻繁にはありません。良い碁盤との出会いは、準備が整った人のところへ来るというよりも、出会いが先にあることのほうが多いように思います。じっくりとご覧ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | 碁盤(脚付) |
| 材 | 榧 |
| 産地 | 綾営林署榧 |
| 構造 | 一枚板 |
| 木取り | 柾目 |
| 厚み | 7.95寸(約24.1cm) |
| 色味 | 赤系 |
| 木目 | 細かい |
| 節 | なし |
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